第24回介護福祉士 第24回社会福祉士 第14回精神保健福祉士国家試験
試験問題・正答・合格基準等
区 分 問題・正答 備 考
(1)第24回介護福祉士
(発表日:3月28日)
筆記試験 試験問題

合格基準・正答


(参考)
やまだ塾解答速報 (午前 / 午後
<厚生労働省>
@合格発表


試験センターHP

@合格速報
A合格発表

B得点の照会方法
実技試験
(3月4日)
実技試験問題
(参考 :23回 / 22回 / 21回 / 20回 / 19回 / それ以前
(2)第24回社会福祉士 
(発表日:3月15日)
試験問題

合格基準・正答


<やまだ塾のコメント(3月17日)>
・共通問題21,49および専門問題96,130の作問の練度に疑問が残る。
<厚生労働省>
@合格発表
A学校別合格率ランキング


試験センターHP
@合格速報
A合格発表

B得点の照会方法
(3)第14回精神保健福祉士 
(発表日:3月15日)
試験問題

合格基準・正答


<やまだ塾のコメント(3月17日)>
・専門問題18は,「不適切問題」の指摘が採用されたと自負している。
・共通問題21,49および専門問題43,67,68,69,72,74,76,80の作問の練度に疑問が残る。
・第15回国家試験から専門科目も新カリキュラム試験となるが,
現科目の「精神保健福祉援助技術」に関連する試験委員の見直しは必要だと思う。(2011年度試験委員
<厚生労働省>
@合格発表
A学校別合格率ランキング

試験センターHP

@合格速報
A合格発表

B得点の照会方法
= 2011年度 国家試験 受験対策 (本編) =  第24回介護福祉士 第24回社会福祉士 第14回精神保健福祉士

(2012年3月28日)

new
http://www.yamadajuku.com/
=合格のコツ= (1)できる限り,法律の条文を直接確認する。
   ⇒やまだ塾トップページに掲載した法律集の利用を勧める
(2)以下の@〜Bは基礎資料であるため,繰り返し利用し,頭に入れる。
(3)「やまだ塾の模擬問題集」と「直前対策」を本気で活用する。
@社会福祉の歴史 (1)社会福祉   :@年表A障害者施策
(2)精神保健福祉:@年表A精神保健福祉行政の動向
A社会福祉の動向 「福祉行政の最新情報」
2010年版厚生労働白書(概要 / 本文
B社会福祉構造改革 日本の社会保障制度
→○「国際的にみた我が国の社会保障の特徴」
→○社会保障制度とは/社会保障制度の変遷1期/2期/3期/4期)/社会保障給付費の経緯/2009年度社会保障給付費
→○「厚生白書(社会保障と国民生活)」(1999年)
社会保障構造改革
→○社会保障制度改革2009年度以降の社会保障制度改革の工程表
→○新介護保険制度/障害者自立支援法/新医療制度改革/年金制度改正
→○「今後の社会保障の在り方報告書(2006年5月)」
今後の社会保障

→○社会保障制度の概要(「2010年版厚生労働白書」)
→○「社会保障政策の現状と課題(2011年)」 / 「社会保障改革の動向」
→○直近の国民の意識調査(「社会保障制度に関する特別世論調査(2008年7月)」 / 「国民生活に関する世論調査(2010年6月)」)
現民主党下の「社会保障改革」
・2010年末から,民主党政権下で検討されている「社会保障と税の一体改革」は途中経過であるため,次回3福祉士国家試験で内容が出題されることはないと考える。検討経過は,やまだ塾トップページ「トピックス」を参照。
・2009年9月の民主党への政権交代以降,2010年9月末まで,「社会保障や税制に関する中長期ビジョン策定」のための本格的な議論・検討はされていなかったので,政権交代前の自・公政権が取り組んだ「社会保障国民会議最終報告」(2008年11月4日)「安心社会実現会議報告」(2009年6月15日)での報告・取りまとめが最後のものであったが,当時の野党であった民主党は一顧だにしなかったという経緯を持つ
・菅首相が,2010年10月1日の第176回臨時国会の所信表明演説において,社会保障制度と税制の改革に関連して,「必要な財源をどう確保するか,消費税を含め,税制全体の議論を進めたい。政府・与党で改革の全体像を検討する場を設け,野党とも意見交換したい」と述べたことを受け,10月28日に,「政府・与党社会保障改革検討本部」が設置され,11月9日に,「社会保障改革に関する有識者検討会」が開催された。2010年12月10日に,「社会保障改革に関する有識者検討会報告書」まとめ) が「政府・与党社会保障改革検討本部」に提出され,12月14日に,「社会保障改革の推進について」を閣議決定した。
また,「社会保障と税のの一体改革」に取り組むため,2011年1月14日に,「たちあがれ日本」を離党した与謝野氏を,菅再改造内閣の内閣府特命担当大臣(経済財政政策,少子化対策,男女共同参画)に就任させ,「社会保障・税一体改革担当」とした。
当初,4月に「社会保障改革案」をまとめ,6月に「消費税の引き上げの結論」を出す方針であった。2011年3月29日に,政府は「先送りする」と表明したが,5月11日の「集中検討会議」で,6月中に「社会保障と税の一体改革案」をまとめるとし,6月2日の同会議で,社会保障改革案が提出された。その後,「成案決定会合」で議論された結果,6月30日の検討本部で「社会保障・税一体改革成案」が決定された。政府・与党(民主党)間でのスッタモンダの末,同日合意した。7月1日に,与謝野経済財政担当大臣から「社会保障・税一体改革成案」が閣議報告されたが,連立政党との関連で閣議決定は見送られた。また,6月30日には,検討本部で「社会保障・税番号大綱」が決定されている。今後の政局に影響を受ける(2011年7月1日記)。
(A) 2011年度3福祉士受験対策の方針

■2011年度受験対策の方針・構成
受験対策の構成 実施期間 内 容
@「本編」
(6月24日開始)
6月24日〜合格発表 最新の受験情報を提供し,「2011年度受験対策全般」をガイドする。
「やまだ塾の解答速報」を掲載する。
▼「合格発表までの試験情報」を提供する。

参考:2010年度受験対策のページ
A「重要事項編」
(7月1日開始)
7月〜9月 「白書」,「審議会・検討会」等の最新資料を活用して,重要事項の全体像を把握する。
※参考:2010年度直前対策のページ
B「模擬問題集編」
(10月7日開始))
10月〜12月 過去問をベースにした「模擬問題」を徹底的にやりこなす。
※参考:2010年度受験対策のページ
C「直前対策編」
(12月29日開始)
12月〜試験直前 基礎から時事問題までの重要項目を「直前対策」で完成させる。
参考:2010年度直前対策のページ

(B) 2011年度の試験情報およびこれまでの経緯

■2011年度 3福祉士国家試験の詳細
区 分 2011年度の日程等
@第24回介護福祉士国家試験
厚生労働省(7/2掲載)/ 試験センター
◎試験日:2012年1月29日(日)<筆記>,3月4日(日)<実技>
◎発表日:
2012年3月28日(水)
◎新出題基準: 厚生労働省 / 試験センター(2011年7月1日公表)
◎新合格基準: 厚生労働省 / 試験センター(2011年7月1日公表)
および「出題基準に関連する事項(試験センター)」(7/4追加公表)
⇒「福祉行政の最新情報」7月2日の記事を参照
⇒総試験時間数,出題形式,総問題数・出題予定数,新旧科目対照表等の詳細は,受験対策(本編)を参照
◎試験委員: 2011年度と2010年度との比較(7/2掲載)
◎実技試験免除:2011年度介護技術講習会実施予定表
(参考)「介護職員基礎研修」については「福祉専門職の現状」を参照
A第24回社会福祉士国家試験
厚生労働省(8/6掲載) / 試験センター

◎試験日:2012年1月29日(日)<共通,専門>
◎発表日:2012年3月15日(木)
受験申込書の受付期間:2011年9月8日(木)〜10月7日(金)
◎試験委員: 2011年度と2010年度との比較(8/6掲載)
B第14回精神保健福祉士国家試験
厚生労働省(8/6掲載) / 試験センター
◎試験日:2012年1月28日(土)<専門>,2012年1月29日(日)<共通>
◎発表日:
2012年3月15日(木)
受験申込書の受付期間:
2011年9月8日(木)〜10月7日(金)
◎試験委員: 2011年度と2010年度との比較(8/6掲載)

◎専用ページ : 「本編(このページ)」(6/24スタート),「重要事項編」(7/1スタート)
◎「2011年の改正介護保険法等」・・・・・・・・・・・・・「福祉行政の最新情報」2011年6/28の記事を参照のこと
◎「2011年の障害者虐待防止法」・・・・・・・・・・・・・「福祉行政の最新情報」2011年6/29の記事を参照のこと

◎「2010年の改正障害者自立支援法等」・・・・・・・「福祉行政の最新情報」2011年7/4の記事を参照のこと
◎「2011年の改正高齢者住まい法」・・・・・・・・・・・「福祉行政の最新情報」2011年7/13の記事を参照のこと
◎「介護福祉士の出題基準および合格基準」・・・・「福祉行政の最新情報」2011年7/2の記事を参照のこと
⇒「公表時期を明示せずに,HP上で「工事中」として放置しているのは「厚生労働省」および「試験センター」の怠慢ではないか(2011年6月8日記)」
と指摘していたが,7月1日にやっと公表された(厚生労働省/試験センター)。

⇒試験センターは,7月4日に,「出題基準に関連する事項(参考)」として,試験時間数,出題形式,出題数,各領域の出題予定数を,HP上に掲載した。「どうして,このような重要な事柄を小出しにする必要があるのか」という不信感を持つ。こんな仕事をしたら,民間企業ならただじゃすまない。ユーザー(受験者)の身になって考えていただくことを伏してお願いしたい。(2011年7月5日記)
▼総試験時間数:210分
▼出題形式:5肢択一方式
▼総問題数:120問
▼出題予定数
  @領域:人間と社会 (16問)
  A領域:介護 (52問)
  B領域:こころとからだのしくみ (40問)
  C総合問題 (12問)

参考:「2010年度 3福祉士国家試験の受験対策および結果」トップページ / 専用ページ

2010年度までの合格点・受験者数・合格率の推移(18回・8回〜第23回・13回)
区分 合格最低得点/満点 受験者数 合格率(合格者数)
介護福祉士 =第24回から新科目による新試験となる=
第23回 筆記(13科目)=71点/120点
実技
=53.33点/100点
154,223人 48.3%(74,432人) / 詳細
第22回 筆記(13科目)=75点/120点
実技=
53.33
/120点
153,811人 50.2%(77,251人) / 詳細
第21回 筆記=76点/120点実技=53.33点/100点 130,830人 52.0(67,993人)
第20回 筆記=82点/120点,実技=40点/100点
142,765人 51.3(73.302人)
第19回 筆記=77点/120点,実技=40点/100点 145,956人 50.4%(73,606人)
第18回 筆記=73点/120点,実技=46.67点/100点 130,034人 46.8%(60,910人)
社会福祉士 第23回 19科目=81点/150点
9科目=42点/74点
43,568人 28.1(12,255人) / 詳細
学校別合格率ランキング
第22回 19科目=84点/150点
9科目=43点/74点
43,631人 27.5%(11,989人) / 詳細
学校別合格率ランキング
=第22回から新科目による新試験となった=
第21回 13科目=85点/150点,5科目=46点/70点 46,099人 29.1(13,436人)
学校別合格率
第20回 13科目=87点/150点,5科目=44点/70点 45,324人 30.6%(13,865人)
学校別合格率
第19回 13科目=81点/150点,5科目=41点/70点 45,022人 27.4%(12,345人)
学校別合格率
第18回 13科目=80点/150点,5科目=39点/70点 43,701人 28.0(12,222人)
学校別合格率
精神保健福祉士 第13回 15科目=73点/156点
5科目=35点/80点
7,233人 58.3%(4,219人) / 詳細
学校別合格率ランキング
第12回 15科目=78点/156点
5科目=41点/80点
7,085人 63.3%(4,488人) / 詳細
学校別合格率ランキング
=第12回から「共通科目のみ」が新科目による新試験となった=
(「専門科目」の内容見直しは検討中)
第11回 13科目=80点/160点,5科目=42点/80点 7,186人 61.7%(4.433人)
学校別合格率
第10回 13科目=80点/160点,5科目=39点/80点 7,375人 60.4(4,456人)
学校別合格率
第9回 13科目=79点/160点,5科目=41点/80点 7,434人 60.3%(4,482人)
学校別合格率
第8回 13科目=82点/160点,5科目=41点/80点 7,289人 61.3(4,470人)

2010年度までの合格点一覧 (第16回・6回〜第23回・第13回)
区分 23・13回 22・12回 21・11回 20・10回 19・9回 18・8回 17・7回 16・6回
介護福祉士 筆記試験 71点/120点 75点 76点 82点 77点 73点 82点 84点
実技試験 53.33点 53.33点 53.33 53.33点 40点 46.67点 46.67点 60点
社会福祉士 81点/150点 84点 85点 87点 81点 80点 83点 85点
精神保健福祉士 73点 /156点 78点 80点 80点 79点 82点 80点 89点

(C) 社会福祉士・精神保健福祉士の新試験(2009年度〜)の概要
 
■新国家試験へ向けての変更(2009年度〜)
@新国家試験への変更:
・2010年1月〜
A試験科目数・出題数の変更:
・社会福祉士=13科目・150問→19科目(18科目群)・150問
・精神保健福祉士=13科目・160問→15科目(16科目群)・156問(専門科目は従来通り5科目80問)
B合格発表日の変更(2009年度より約2週間短縮):
・3月末日→2011年3月15日
(木)

■第24回社会福祉士試験委員 / 第14回精神保健福祉士試験委員
・・・未発表
<2008年12月26日の報告書より引用>
【試験委員の選定について】
@試験委員は,「社会福祉士及び介護福祉士に基づく指定試験機関及び指定登録機関に関する省令」(昭和62 年厚生省令第51号)において定められている要件に加え,学識に優れ,国家試験に対する責任感・社会的使命感等を備えている必要がある。
A今後とも,こうした資質を備えた試験委員を委嘱できるよう,候補者の情報収集,試験委員の選定方法等について検討していく必要がある。

(1)新出題基準および新試験科目数

@「第24回社会福祉士国家試験および第14回精神保健福祉士国家試験の新出題基準」
「あくまでも出題範囲の例示であって,出題範囲を厳密に限定するものではない。基準公表後の制度の重大な変更による事項,法律,政省令や厚生労働白書などの公刊物にある事項などからも出題できる」とされている。

A新試験科目数・出題総数の新旧対照表
項目 社会福祉士 精神保健福祉士
共通科目 76問
(10科目)
80問
(8科目)
76問
(10科目)
80問
(8科目)
専門科目 74問
(9科目)
70問
(5科目)
80問
(5科目)
80問
(5科目)
合計 150問
(19科目)
150問
(13科目)
156問
(15科目)
160問
(13科目)
■社会福祉士における「就労支援サービス」と「更生保護制度」の扱いは,試験科目としては2科目とされ計19科目となるが,合格基準では両科目を1科目群と数えて計18科目群となる。
■精神保健福祉士における「精神保健福祉援助技術」の扱いは,試験科目としては1科目で計15科目となるが,合格基準では「一問一答」と「事例問題」に分離されて計16科目となる。

(2)新合格基準および新試験科目
@新合格基準
「第24回社会福祉士国家試験および第14回精神保健福祉士国家試験の新合格基準」
社会福祉士 精神保健福祉士
■合格最低点を上回り,かつ0点の科目群(科目)が一つもないこと(従来どおり)
以下の2つの条件を満たした者が合格者(従来どおり)
(1)総得点の60%程度を基準(問題の難易度で補正)とした点数以上の得点の者(従来どおり)
(2)(1)を満たした者のうち,以下の18科目群(ただし,(注)2に該当する者は8科目群)すべてにおいて得点があった者

(18科目群)
@人体の構造と機能及び疾病 A心理学理論と心理的支援 B社会理論と社会システム C現代社会と福祉 D地域福祉の理論と方法 E福祉行財政と福祉計画 F社会保障 G低所得者に対する支援と生活保護制度 H保健医療サービス I権利擁護と成年後見制度 J社会調査の基礎 K相談援助の基盤と専門職 L相談援助の理論と方法 M福祉サービスの組織と経営 N高齢者に対する支援と介護保険制度 O障害者に対する支援と障害者自立支援制度 P児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 Q就労支援サービス,更生保護制度
(2)(1)を満たした者のうち,試験科目(ただし,精神保健福祉援助技術については,「一問一答問題」と「事例問題」をそれぞれ別個の試験科目とみなす)16科目(ただし(注)2に該当する者は6科目)の各科目すべてにおいて得点があった者

(16科目)
@人体の構造と機能及び疾病 A心理学理論と心理的支援 B社会理論と社会システム C現代社会と福祉 D地域福祉の理論と方法 E福祉行財政と福祉計画 F社会保障 G低所得者に対する支援と生活保護制度 H保健医療サービス I権利擁護と成年後見制度 J精神医学 K精神保健学 L精神科リハビリテーション学 M精神保健福祉論 N精神保健福祉援助技術(一問一答) O精神保健福祉援助技術(事例問題)
(注)
1.配点は1問1点の150点満点
2社会福祉士及び介護福祉士法施行規則第5条の2の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者の配点は,1問1点の74点満点
(注)
1.配点は1問1点の156点満点
2.精神保健福祉士法施行規則第6条の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者の配点は,1問1点の80点満点

A社会福祉士,精神保健福祉士 国家試験の新旧科目対応

区分 旧国家試験 新国家試験 (2009年度から実施)
出題科目 出題数   出題科目(番号は,新国家試験の出題科目順である) 出題数 
共通科目 社会福祉原論 10 C現代社会と福祉(10問) 76問
E福祉行財政と福祉計画(7問)
(従来は,
法学社会保障論,地域福祉論,老人福祉論,障害者福祉論,児童福祉論でも出題されていた)
社会保障論 10 F社会保障(7問)

公的扶助論

10 G低所得者に対する支援と生活保護制度(7問)

地域福祉論

10 D地域福祉の理論と方法(10問)

心理学

10 A心理学理論と心理的支援(7問)

社会学

10 B社会理論と社会システム(7問)

法学

10

I権利擁護と成年後見制度(7問)
(従来の法学としての憲法,民法,行政法も出題か)

医学一般

10 @人体の構造と機能及び疾病(7問)

H保健医療サービス(7問)
(従来は,社会保障論老人福祉論地域福祉論でも出題)

小計 8科目 計80問 10科目 計76問
専門科目 老人福祉論 10 (5)高齢者に対する支援と介護保険制度(10問)
(従来は,社会保障論でも出題されていた)
74問
介護概論 10

障害者福祉論

10 (6)障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7問)

児童福祉論

10 (7)児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(7問)

社会福祉援助技術     

30 (1)社会調査の基礎(7問)
(2)相談援助の基盤と専門職(7問)
(3)相談援助の理論と方法(21問)
(4)福祉サービスの組織と経営(7問)
(従来は,社会福祉原論でも出題されていた)

(8)就労支援サービス(4問)+更生保護制度(4問)
※この群の合計8問において0点であれば不合格
従来は,公的扶助論,社会保障論,障害者福祉論,法学で出題
小計 5科目 計70問 9科目(8科目群) 計74問

(D) 介護福祉士の新試験(2011年度〜)の概要
 
■新国家試験へ向けての変更
@新国家試験への変更:
・2012年1月〜
A試験科目数・出題数の変更:
・13科目・120問→11科目・120問
B合格発表日の変更(2009年度より数日短縮):
・3月末日→2012年3月28日(水)

C難しい用語の取り扱いの変更(2009年度より先行実施):
「介護福祉士国家試験における難しい用語の今後の取扱いについて(〜EPAによる外国人候補者などの受験に配慮します〜」

■第24回介護福祉士試験委員(2011年7月1日公表)
2011年度と2010年度との比較

<2008年12月26日の報告書より引用>
【試験委員の選定について】
@試験委員は,「社会福祉士及び介護福祉士に基づく指定試験機関及び指定登録機関に関する省令」(昭和62 年厚生省令第51号)において定められている要件に加え,学識に優れ,国家試験に対する責任感・社会的使命感等を備えている必要がある。
A今後とも,こうした資質を備えた試験委員を委嘱できるよう,候補者の情報収集,試験委員の選定方法等について検討していく必要がある。

(1)新出題基準および新合格基準(筆記試験)(2011年7月1日公表)
<「福祉行政の最新情報」2011年7月2日記事の再掲>
■【重要】
「第24回介護福祉士国家試験の施行について」(厚生労働省)
公表が遅れていた第24回介護福祉士における国家試験新科目による出題基準・合格基準が,2011年7月1日に,厚生労働省および試験センターから公開された。
<新出題基準と新合格基準の対比>
出題基準 合格基準
科目数:12科目 科目群数:10科目群
・出題形式:5肢択一方式
・総問題数:120問
・総試験時間数:210分
・満点:120点
試験センター 試験センター
(1)問題の総得点の60%程度を基準として,問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
(2)(1)を満たした者のうち,以下の試験科目10科目群すべてにおいて得点があった者。
◎領域:人間と社会 (出題予定数:16問)
@人間の尊厳と自立
A人間関係とコミュニケーション
B社会の理解
◎領域:介護 (出題予定数:52問)
C介護の基本
Dコミュニケーション技術

E生活支援技術
F介護過程
◎領域:こころとからだのしくみ (出題予定数:40問)
G発達と老化の理解
H認知症の理解
I障害の理解
Jこころとからだのしくみ
◎総合問題 (出題予定数:12問)
K総合問題(上の3領域の知識・技術について横断的に問う問題を,事例形式で出題)
@人間の尊厳と自立,介護の基本
A人間関係とコミュニケーション,コミュニケーション技術
B社会の理解
C生活支援技術
D介護過程
E発達と老化の理解
F認知症の理解
G障害の理解
Hこころとからだのしくみ
I総合問題
→出題基準・合格基準は,おおよそ想定していた内容のものであった。試験委員も,前年度からの大きな変化はなかった。出題形式は,すでに2010年度に実施されているように,5択から正答を1つ選択することが基本になると思われる。したがって,やまだ塾の受験対策としては,過去問をベースとした模擬問題を中心にして,白書や審議会・検討会などで「重要事項」を確認する中で,事例問題に対応していく方向で進めようと考えている。(筆者)
ア)出題基準は,あくまでも標準的な出題範囲の例示であって,出題範囲を厳密に限定するものではなく,また,作問方法や表現等を拘束するものではない。
イ)介護とは,単に技術的な営みではなく,人間的・社会的な営みであり,総合的・多面的に理解されるべきものである。新カリキュラムは, 3領域(人間と社会,介護,こころとからだのしくみ)について学ぶものとしているが,これらにつき個別的にだけではなく,横断的・融合的にも出題することができる。
ウ)出題基準公表後の法改正による制度の重大な変更等,出題基準にない事項であっても介護福祉士として習得すべき事項については,出題することができる。

工)関係学会等で学説として定まっていないものや,論議が分かれているものについては,その旨を配慮した出題を行う。

(2)新試験科目数・出題総数の新旧対照表
区分 新旧科目の対照表(やまだ塾作成) 新科目の出題総数と予定数
筆記試験 @社会福祉概論(8問) @人間の尊厳と自立
A人間関係とコミュニケーション
B社会の理解
(パンフ)(出題予定数:16問)
@人間の尊厳と自立
A人間関係とコミュニケーション
B社会の理解

◎領域:介護(出題予定数:52問)
C介護の基本
Dコミュニケーション技術
E生活支援技術
F介護過程

◎領域:こころとからだのしくみ(出題予定数:40問)
G発達と老化の理解
H認知症の理解
I障害の理解
Jこころとからだのしくみ


◎総合問題(出題予定数:12問)
K総合問題(上の3領域の知識・技術について横断的に問う問題を,事例形式で出題)
A老人福祉論(8問) B社会の理解
C介護の基本
E生活支援技術
B障害者福祉論(4問) B社会の理解
C介護の基本
I障害の理解
Cリハビリテーション論(4問) E生活支援技術
I障害の理解
Jこころとからだのしくみ
D社会福祉援助技術(演習を含む)(8問) @人間の尊厳と自立
A人間関係とコミュニケーション
C介護の基本
Dコミュニケーション技術
F介護過程
Eレクリエーション活動援助法(6問) C介護の基本
E生活支援技術
F老人・障害者の心理(8問) G発達と老化の理解
H認知症の理解
I障害の理解
Jこころとからだのしくみ
G家政学概論(8問) B社会の理解
C介護の基本
E生活支援技術
Jこころとからだのしくみ
H医学一般(12問) G発達と老化の理解
H認知症の理解
I障害の理解
Jこころとからだのしくみ
I精神保健(4問) H認知症の理解
I障害の理解
J介護概論(8問) C介護の基本
E生活支援技術
F介護過程
K介護技術(一問一答問題)(11問)/(事例問題)(9問) Dコミュニケーション技術
E生活支援技術
L形態別介護技術(一問一答問題)(11問)/(事例問題)(9問) H認知症の理解
I障害の理解
Jこころとからだのしくみ
- K総合問題(3領域の知識・技術について横断的に問う問題を,事例形式で出題)
13科目(120問) 12科目(120問) 12科目(120問)
実技試験 実技試験課題は,出題基準の中項目に掲げられた項目から1課題として出題される

(E) 2010年度までの過去問の問題文・正答・解説

第23回・第13回〜第18回・第8回 3福祉士国家試験問題・正答・解答
第23回介護福祉士  第23回社会福祉士  第13回精神保健福祉士  国家試験
■試験問題・正答
区 分 問題・正答・やまだ塾の解答速報 備 考
(1)第23回介護福祉士
(発表日:3月29日)
筆記試験 試験問題
合格基準・正答

解答速報(全問)
解答速報(簡易解説付き)(問題1〜問題72)
(厚生労働省)
@合格発表

(試験センター)
@合格速報
A合格発表について
実技試験
(3月6日実施)
試験問題(3月6日実施分)
(2)第23回社会福祉士 
(発表日:3月15日)
試験問題(共通科目・専門科目)
合格基準・正答(共通科目・専門科目)
共通科目 : 解答速報(簡易解説付き)

専門科目 : 解答速報(簡易解説付き)
(厚生労働省)
@合格発表
A
学校別合格ランキング

(試験センター)
@合格速報
A合格発表について
(3)第13回精神保健福祉士 
(発表日:3月15日)
試験問題(共通科目・専門科目)
合格基準・正答(共通科目・専門科目)
共通科目 : 解答速報(簡易解説付き)

専門科目 : 解答速報(簡易解説付き)
(厚生労働省)
@合格発表
A学校別合格ランキング
(試験センター)

@合格速報
A合格発表について
第22回介護福祉士  第22回社会福祉士  第12回精神保健福祉士  国家試験
試験問題・正答
@介護福祉士   実技試験 試験問題(3/7)
<参考>
20回実技試験問題 / 解説  12回〜18回の試験問題
19回実技試験問題 / 解説  実技試験の出題基準
筆記試験 午前問題と正答・速報 午後問題と正答・速報
A社会福祉士・精神保健福祉士 共通科目 問題正答・解答速報
B社会福祉士 専門科目 問題と正答・解答速報
C精神保健福祉士 専門科目 問題と正答・解答速報
第21回介護福祉士  第21回社会福祉士  第11回精神保健福祉士  国家試験
■試験問題・正答
@介護福祉士   実技試験 試験問題(3/1) 「やまだ塾の見解」(3/2 8:30)
筆記試験 問題 正答
A社会福祉士・精神保健福祉士 共通科目 問題 正答
B社会福祉士 専門科目 問題 正答
C精神保健福祉士 専門科目 問題 正答
第20回介護福祉士  第20回社会福祉士  第10回精神保健福祉士  国家試験
試験問題・正答
@介護福祉士   実技試験 問題 「やまだ塾の見解」
筆記試験 問題(午前 / 午後 社会福祉原論社会保障論公的扶助論地域福祉論心理学社会学法学医学一般
A社会福祉士・精神保健福祉士 共通科目 問題 社会福祉原論社会保障論公的扶助論地域福祉論心理学社会学法学医学一
B社会福祉士 専門科目 問題 老人福祉論障害者福祉論児童福祉論社会福祉援助技術介護概論
C精神保健福祉士 専門科目 問題 精神医学精神保健学精神科リハビリテーション学精神保健福祉論精神保健福祉援助技術
第19回介護福祉士  第19回社会福祉士  第9回精神保健福祉士  国家試験
試験問題・正答
@介護福祉士   実技試験 試験問題解説
筆記試験
A社会福祉士・精神保健福祉士 共通科目
B社会福祉士 専門科目
C精神保健福祉士 専門科目
@〜Cの事例問題
第18回介護福祉士  第18回社会福祉士  第8回精神保健福祉士  国家試験
■試験問題・正答
@介護福祉士   筆記試験 試験問題解説
A社会福祉士・精神保健福祉士 共通科目
B社会福祉士 専門科目
C精神保健福祉士 専門科目
<2011年度 3福祉士国家試験 受験対策の構成> 掲載日
■「本編」(このページ) : 2011年6月24日から開始 6/24〜2012年2/3
「重要事項編」 : 2011年7月1日から開始 7/110/20
「模擬問題編」 : 2011年10月7日から開始 10/7〜12/15
「直前対策編」 : 2011年12月29日から開始 12/29〜2012年1/27