(1) 合格最低得点率・受験者数・合格率(合格者数)・学校別合格率ランキング
区分 合格最低得点率(最低得点/満点) 受験者数 合格率(合格者数)
第19回介護福祉士 筆記試験 =64.1%(77点/120点)
実技試験
=
40.0%(40点/100点)
145,956人 50.4%(73,606人) / 詳細
第19回社会福祉士 13科目受験 =54.0%(81点/150点)
5科目受験 
=58.5%(41点/70点)
45,022人 27.4%(12,345人) / 詳細
学校別合格率ランキング
第9回精神保健福祉士 13科目受験 =49.3%(79点/160点)
5科目受験
=51.2%(41点/80点)
7,434人 60.3%(4,482人) / 詳細
学校別合格率ランキング
(2) 第19回・第9回国家試験における
       「脇の甘い問題」および
「国家試験問題漏洩の疑念に関する報道」
【1】 第19回・第9回国家試験における「脇の甘い問題」
国家試験の権威を損なわないため,さらに問題の完成度を高めることを望むもので,揶揄や非難を目的とするものではありません。,精査することによって,理解を深め,受験者に興味を持って考えてもらうことを意図して「脇の甘い問題」として掲載します。(筆者)

@「脇の甘い問題(一問一答)」(筆記試験)
(1)介護福祉士 @問題12(老人福祉論)/A問題44(老人・障害者の心理)/B問題56(家政学概論)/C問題71(精神保健)/D問題76(介護概論)/E問題77(介護概論)
(2)社会福祉士・精神保健福祉士(共通) F問題10(社会福祉原論)/G問題12(社会保障論)/H問題79(医学一般)
(3)社会福祉士(専門) I問題83(老人福祉論)/J問題101(児童福祉論)/K問題102(児童福祉論)/L問題103(児童福祉論)
(4)精神保健福祉士(専門) M問題25(精神科リハビリテーション学)/N問題65(精神保健福祉援助技術)/O問題66(精神保健福祉援助技術)/P問題68(精神保健福祉援助技術)

A「脇の甘い問題(事例問題)」(筆記試験)
(1)介護福祉士 @問題32(社会福祉援助技術
(2)社会福祉士(専門) A問題134(社会福祉援助技術)/B問題136(社会福祉援助技術)
(3)精神保健福祉士(専門) C問題76(精神保健福祉援助技術)

B「脇の甘い問題(実技問題)」(介護福祉士の実技試験)
・・・問題・やまだ塾解答は下記(4)に掲載
試験直後に,「段差越え」はどちらからか(健側,患側,どちらでもいい)という議論を引き起こした。試験直後には,自信を持って「健側」「患側」「どちらでもいい」を答えられた教員を筆者は知らない。むしろ,現場のワーカーからは安全を確保できていることを前提に臨機応変にどちらでもいいいというのが大勢と思えた。現在では,大手出版社の解説書等で「健側」としているため,「健側から」が正しいとされているように思う。どの教科書・どのテキストに「健側からが正しい」との明確な記載や根拠があるのか筆者は知らない。また,筆記試験は「正答」を公表するが,実技試験の「正答」を公表しないことに理由があるのだろうか。「正答」が公表されない限り,やまだ塾も含めてどの解説も「参考(見解)」でしかない。(筆者)2008.1.4
(1)介護福祉士
(実技試験問題)
やまだ塾は,「段差のまたぎ順」に関して,解答速報時点から「患側から」であり,現在も変更はない。多くの市販解説書では「健側から」とされているが,「健側から」の明確な根拠を示していないと思う。仮に,「健側」であるとすれば,14回試験の杖を持てば「患側」,今回試験の介護者による介助では「健側」という何ともややこしい介助技術となる。しかし,階段の上り下りには原則がある(上りは「健側」,下りは「患側」)。やまだ塾では,脱衣所から浴室への現実の段差では,浴室が一段低くなっている構造であることから,階段を下りる手順としての「患側から」を根拠として採用した。現実的でない,単なる段差を越えるという問題の設定に不備があると考える。

【2】 第19回・第9回国家試験問題漏洩の疑念
「国家試験の権威」に関して,本年6月,「社会福祉士」の試験問題漏洩などの疑念が週刊誌に掲載されました。現行システムへの警鐘として受け止めるべきと思います。(筆者) 2007.7.5

第166国会での「社会福祉士国家試験問題漏洩疑惑」に関する「質問答弁経過」 / 「質問」 / 「政府答弁」
第167国会での「社会福祉士国家試験問題漏洩疑惑」に関する「質問答弁経過」 / 「質問」 / 「政府答弁」
(3) 第19回 介護福祉士(筆記試験)
科目名 一問一答問題・解説
(準備中)
24事例問題・解説
@社会福祉概論 問題1〜問題8 -
A老人福祉論 問題9〜問題18 -
B障害者福祉論 問題19〜問題22 -
Cリハビリテーション論 問題23〜問題26 -
D社会福祉援助技術 問題27〜問題31 (事例1)問題32〜問題34
   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(介護老人保健施設)
3年前に脳梗塞を発症し,その後遺症として右片麻痺があり,車いすで移動しているSさん(85歳,男性)の事例。
Eレクリエーション活動援助法 問題35〜問題37 (事例2)問題38〜問題40
   「事例問題の解き方」(直前対策)
レクリエーション活動介護老人福祉施設)
2年前に脳梗塞を起こしたことにより,認知症と右片麻痺がみられ,利き手だった右手は動かないが,杖をついての歩行は可能であるAさん(80歳,女性,元教師)の介護老人福祉施設におけるレクリエーション活動援助の場面の事例。
F老人・障害者の心理 問題41〜問題48 -
G家政学概論 問題49〜問題56 -
H医学一般 問題57〜問題68 -
I精神保健 問題69〜問題72 -
J介護概論 問題73〜問題80 -
K介護技術 問題81〜問題91 (事例3)問題92〜問題94
   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(介護老人福祉施設)
長年一人暮らしをしてきたが,腰椎圧迫骨折による腰背部痛の悪化により在宅での生活が困難となって,5年前に介護老人福祉施設に入所し,1年ほど前から認知症が出現したHさん(84歳,女性,要介護3)の事例。

(事例4)問題95〜問題97
   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(同居在宅)
一人暮らしをしていたが歩行困難で,共働きの長男夫婦と同居することになり,変形性膝関節症,高血圧のほかに心不全による浮腫もあるYさん(84歳,女性,要介護3)の事例。
(事例5)問題98〜問題100

   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(夫婦在宅)
専業主婦で,73歳の夫と二人暮らしであり,3か月前に自宅で転倒し,右大腿骨を骨折し,入院加療後,退院したNさん(72歳,女性,要介護2)の事例。
L形態別介護技術 問題101〜問題111 (事例6)問題112〜問題114
   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(老人介護保健施設)
脳梗塞の既往があり,左片麻痺があり,心筋梗塞の治療のために入院していたが退院し,在宅生活復帰を目的に介護老人保健施設に入所した Eさん(78歳,男性,要介護2)の事例。

(事例7)問題115〜問題117
   「事例問題の解き方」(直前対策)
身体障害者療護施設
大学の教員をしていたが,約7年前に交通事故で脊髄損傷(身体障害者手帳1級)になり,半年間の入院後,大学を辞め,その後は,妻と二人で自宅で学習塾を開いて生計を立てていたMさん(62歳,男性)の事例。

(事例8)問題118〜問題120

   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(介護老人福祉施設)
料理上手な専業主婦であったが,4年前にアルツハイマー型の認知症と診断され,その後も,夫の介護を受けて在宅生活を送っていたFさん(78歳,女性,要介護4)の事例。
(4) 第19回 介護福祉士(実技試験)
@第19回実技試験    (問題とやまだ塾の見解) 

やまだ塾は,「段差のまたぎ順」に関して,解答速報時点から「患側から」であり,現在も変更はない。多くの市販解説書では「健側から」とされているが,「健側から」の明確な根拠を示していないと思う。仮に,「健側」であるとすれば,14回試験の杖を持てば「患側」,今回試験の介護者による介助では「健側」という何ともややこしい介助技術となる。しかし,階段の上り下りには原則がある(上りは「健側」,下りは「患側」)。やまだ塾では,脱衣所から浴室への現実の段差では,浴室が一段低くなっている構造であることから,階段を下りる手順としての「患側から」を根拠として採用した。現実的でない,単なる段差を越えるという問題の設定に不備があると考える。
(詳細は上記「脇の甘い問題」を参照)
 

A実技試験の出題基準

B第12回〜第18回の過去問題
(5)第19回 社会福祉士・第9回 精神保健福祉士(共通科目)
科目名 一問一答問題・解説 24事例問題・解説
@社会福祉原論 問題1〜問題10 -
A社会保障論 問題11〜問題20 -
B公的扶助論 問題21〜問題30 -
C地域福祉論 問題31〜問題40 -
D心理学 問題41〜問題50 -
E社会学 問題51〜問題60 -
F法学 問題61〜問題70 -
G医学一般 問題71〜問題80 -
(6) 第19回 社会福祉士(専門科目)
科目名 一問一答問題・解説 24事例問題・解説
@老人福祉論 問題81〜問題87 (事例9)問題88〜問題90
   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(一人暮らし在宅)
要支援1で介護予防通所介護を週1回利用している,X市Y町で一入暮らしのA女(76歳)の事例。

A障害者福祉論 問題91〜問題97 (事例10)問題98〜問題100
   「事例問題の解き方」(直前対策)
中途障害者(同居在宅)
19歳のとき,職場からの帰宅途中,バイクの自損事故で頭部を受傷し,救急医療センターに搬送された, Aさん(男性,23歳)の事例。
B児童福祉論 問題101〜問題107 (事例11)問題108〜問題110
   「事例問題の解き方」(直前対策)
児童虐待(児童相談所)
ある日,児童福祉司のAさんが出勤すると,玄関の前で不安気に立っていたB君(小学校5年生男子)の事例。

C社会福祉援助技術 問題111〜問題122 (事例12)問題123〜問題125
   「事例問題の解き方」(直前対策)
面接(職場のパワー・ハラスメント)
Nさんは,初めて職場の相談室を訪れた。ワーカーは,自己紹介を行い,Nさんへの面接を始めた事例。

(事例13)問題126〜問題128
   「事例問題の解き方」(直前対策)
骨折(退院支援)
交通事故で腰や足の骨を骨折し,A病院に入院し,リハビリテーションに取り組んでいるM子(16歳)の女子高校生の事例。

(事例14)問題129〜問題131
   「事例問題の解き方」(直前対策)
知的障害者厚生施設(入所)
中度の知的障害者であり,知的障害者更生施設に入所して今年で8年目になるKさん(42歳,男性)の事例。

(事例15)問題132〜問題134
   「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(息子による高齢者虐待)
地域包括支援センターのA職員が,同じ地域のB介護支援専門員から,担当している利用者に,一度一緒に訪問してほしいという連絡を受けた,別居の息子とうまくいっていないようすのPさん(81歳,女性)の事例。


(事例16)問題135〜問題137
   →「事例問題の解き方」(直前対策)
介護保険(末期がんの在宅ターミナルケア)
家族は,本人,妻(50歳),娘(28歳)の3人家族であり,3年前に直腸癌と診断され手術をしたQさん(55歳,男性)の事例。

(事例17)問題138〜問題140

   「事例問題の解き方」(直前対策)
地域福祉(高齢者支援)
A市社会福祉協議会の福祉活動専門員は,地区の民生委員協議会の定例会に参加した際に,まだ,民生委員活動を始めて問もないX民生委員から,近所に住む一人暮らしのYさん(82歳,女性)についての相談を受けた事例。
D介護概論 問題141〜問題150 -
(7) 第9回 精神保健福祉士(専門科目)
科目名 一問一答問題・解説 24事例問題・解説
@精神医学 問題1〜問題10 -
A精神保健学 問題11〜問題20 -
B精神科リハビリテーション学 問題21〜問題27 (事例18)問題28〜問題30
   「事例問題の解き方」(直前対策)
職場復帰(通院のうつ病)
専業主婦の妻(28歳)と子1人(1歳)有り。復職に向けてのリハビリを目的に,復職希望者を対象にした精神科デイ・ケアを利用することになったKさん(37歳,男性)の事例。
C精神保健福祉論 問題31〜問題44 (事例19)問題45〜問題47
   「事例問題の解き方」(直前対策)
退院・就労支援(統合失調症)
25歳のときに発病し,統合失調症と診断され,5回目となる今回の入院は,3年前精神的不安定から職場で同僚に暴力を振るったことによるものであるKさん(45歳,男性)の事例。

(事例20)問題48〜問題50

   「事例問題の解き方」(直前対策)
精神科病院の入退院(認知症)
専業主婦で子どもがなく,趣味の書道以外の人付き合いをほとんどせずに暮らしてきたが,数年前から物忘れが目立つようになったが,夫(58歳)には老化現象と考えられていたMさん(60歳)の事例。
D精神保健福祉援助技術 問題51〜問題68 (事例21)問題69〜問題71
   「事例問題の解き方」(直前対策)
地域精神保健福祉の推進・協働
政令指定都市L市のP区は人口23万人で,市役所などの行政機関や繁華街,インナーシティ地区も含む格差が大きい地域での事例。

(事例22)問題72〜問題74
   「事例問題の解き方」(直前対策)
成年後見制度(統合失調症)
25歳で統合失調症を発症し,入退院を繰り返してきたRさん(50歳,女性)の事例。


(事例23)問題75〜問題77
   「事例問題の解き方」(直前対策)
家族教室(NPO法人)
幾つかの診療所や訪問看護ステーションと連携を図り,重い精神障害者への家族療法を行い,一定の効果があることを経験してきたK特定非営利活動法人の事例。

(事例24)問題78〜問題80
   「事例問題の解き方」(直前対策)
施設退所支援(統合失調症)
統合失調症で福祉ホームB型「Uホーム」に入居して,一時精神的な不調をきたし,元の病院に数か月再入院した後,単身でのアパート生活に踏み切ったSさん(49歳,女性)の事例。

(2009年12月22日)

=受験する資格の科目だけでなく,他資格の類似科目にも目を通すことを勧めます=
              =目次(やまだ塾)=  

(1) 合格最低得点率・受験者数・合格率(合格者数)・学校別合格率ランキング
(2) 第19回・第9回国家試験における「脇の甘い問題」および「国家試験問題漏洩の疑念に関する報道」
(3) 第19回介護福祉士国家試験(筆記試験)    問題・解説
(4) 第19回介護福祉士国家試験(実技試験)    問題・解説
(5) 第19回社会福祉士・第9回精神保健福祉士国家試験(共通科目)    問題・解説
(6) 第19回社会福祉士国家試験(専門科目)                  問題・解説
(7) 第9回精神保健福祉士国家試験(専門科目)   
              問題・解説
3福祉士国家試験の過去問関連(第19回-第9回)
(参考) 第18回・第8回の国家試験問題・解説
http://www.yamadajuku.com/