【1】「事例問題の解き方」の基本は,「原則違反探し」である。 【2】事例問題の5割以上は,以下の原則の習得で正答に近づく。 (1)倫理要領 →直前対策(■倫理綱領の暗記) (2)ケアマネジメント(ガイドライン,手引き) →直前対策(■ケアマネジメントの完全理解) (3)ケースワークにおける7原則 @個別化,A自己決定,B受容,C非審判的態度,D秘密保持, E統制された情緒関与,F意図的な感情表出 →バイステックの『ケースワークの原則』(1957年)において, 利用者(クライエント)と援助者(ソーシャルワーカー)がより良い信頼関係を形成するために, 援助者に求められる基本原則が示された。 【3】問題文をただ読むのではなく,「状況をイメージ」することでより正答に近づく。 【4】問題文を読むスピードをあげる練習をする。(スピードが遅い≒理解力が乏しい)
●3福祉士の全事例問題である24事例を繰り返す。(事例問題に慣れ,かつ傾向を感じる) ●「24の事例問題と解説」のうち(間違いとなる字句)の特徴を感じる。(「×の字句」の雰囲気を感じる) ●「24の事例問題と解説」のうち(知識を要求されている問題)では「〜だろう」は持ち込まない。 (「だろう」は大抵外れる。知っていること,確かなことのみで解答し,残る選択は自分の「カン」を信じる) |
「事例問題の解き方」 〜 第19回・第9回の24事例をもとに 〜 (やまだ塾:直前対策B) |
区分 | 科目名 | 24の事例問題と解説 |
【1】介護福祉士 | D社会福祉援助技術 | (事例1)問題32〜問題34 介護保険(介護老人保健施設) 3年前に脳梗塞を発症し,その後遺症として右片麻痺があり,車いすで移動しているSさん(85歳,男性)の事例。 問題32:Sさんへの援助=○× 2○○×(判断し)○or4×○×○ (Aは妻のことを話題にすると状態を悪化させる恐れがあり,また介護者が独断で行った対応であれば不適切とも言える)→「脇の甘い問題」に掲載 問題33:Sさんの訴への対応=○× 1○○○×(頼む) 問題34:Sさんの今後の方針づくりのための,ケースカンファレンス開催にあたり考慮すべきこと=○× 2○○×(改修を依頼する)○ |
Eレクリエーション活動援助法 | (事例2)問題38〜問題40 レクリエーション活動(介護老人福祉施設) 2年前に脳梗塞を起こしたことにより,認知症と右片麻痺がみられ,利き手だった右手は動かないが,杖をついての歩行は可能であるAさん(80歳,女性,元教師)の介護老人福祉施設におけるレクリエーション活動援助の場面の事例。 問題38:Aさんのレクリエーション活動援助の計画=○× 5×(多くの題材)×(1回ごとに変える)○○ 問題39:Aさんに対する菓子作りのレクリエーション活動援助=○× 1○×(菓子を作るより)○○ 問題40:Aさんの日常生活におけるレクリエーション活動援助=○× 5×(毎日変えるなど)×(内緒で)○○ |
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K介護技術 | (事例3)問題92〜問題94 介護保険(介護老人福祉施設) 長年一人暮らしをしてきたが,腰椎圧迫骨折による腰背部痛の悪化により在宅での生活が困難となって,5年前に介護老人福祉施設に入所し,1年ほど前から認知症が出現したHさん(84歳,女性,要介護3)の事例。 問題92:Hさんのアセスメント=×1つ 4○○○×(全介助に切り替える)○ 問題93:足関節に痛みのあるHさんへの移動の介助=○× 5×(判断し,積極的に歩かせる)×(車いすだけの移動)○○ 問題94:Hさんの介護=○× 2○×(おむつの使用を開始)○○ |
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(事例4)問題95〜問題97 介護保険(同居在宅) 一人暮らしをしていたが歩行困難で,共働きの長男夫婦と同居することになり,変形性膝関節症,高血圧のほかに心不全による浮腫もあるYさん(84歳,女性,要介護3)の事例。 問題95:Yさんの訪問介護の開始にあたり,前もって確認しておくこと=×1つ 5○○○○×(法定後見人) 問題96:Yさんの清潔保持と排泄の介助=○2つ 3○×(力を入れて拭く)×(肩から足下へと)○ 問題97:Yさんの水分摂取の介助=○2つ 3○×(積極的に食塩水を摂る)×(できるだけ水をたくさん)○ |
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(事例5)問題98〜問題100 介護保険(夫婦在宅) 専業主婦で,73歳の夫と二人暮らしであり,3か月前に自宅で転倒し,右大腿骨を骨折し,入院加療後,退院したNさん(72歳,女性,要介護2)の事例。 問題98:Nさんのアセスメントと介護計画=○× 2○×(活動の範囲を広げない)○○ 問題99:Nさんの排泄の介助=○× 1○○×(使用を禁止)○ 問題100:Nさんの日常生活の支援=○× 2○×(右手に多点杖を持つことを提案)○○ |
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L形態別介護技術 | (事例6)問題112〜問題114 介護保険(老人介護保健施設) 脳梗塞の既往があり,左片麻痺があり,心筋梗塞の治療のために入院していたが退院し,在宅生活復帰を目的に介護老人保健施設に入所した Eさん(78歳,男性,要介護2)の事例。 問題112:Eさんの日常生活の介助=○× 5×(終日ベッド上で過ごせるよう)×(本人の求めに応じて,時間を長くした)○○ 問題113:Eさんの介助=○× 5×(すぐに話題を変える)×(頭を低くし)○○ 問題114:Eさんの服薬=○× 2○×(食後の薬を服用しないよう助言)○○ |
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(事例7)問題115〜問題117 身体障害者療護施設 大学の教員をしていたが,約7年前に交通事故で脊髄損傷(身体障害者手帳1級)になり,半年間の入院後,大学を辞め,その後は,妻と二人で自宅で学習塾を開いて生計を立てていたMさん(62歳,男性)の事例。 問題115:Mさんの身体の状態で日ごろから介護従事者が注意すべきこと=×1つ 5○○○○×(急激な血圧上昇) 問題116:Mさんの日常生活動作(ADL)=○× 3×(トランスファーボードの利用が必要)○○○ 問題117:Mさんの今後の在宅生活に向けてのケア会議において提案される内容=○× 3×(介護保険制度を利用)○○○ |
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(事例8)問題118〜問題120 介護保険(介護老人福祉施設) 料理上手な専業主婦であったが,4年前にアルツハイマー型の認知症と診断され,その後も,夫の介護を受けて在宅生活を送っていたFさん(78歳,女性,要介護4)の事例。 問題118:Fさんに対するアセスメント=○× 1○○○×(まだら認知症の症状) 問題119:Fさんの介護=○× 2○×(その都度厳しく注意した)○○ 問題120:Fさんのユニットでの介護=○× 1○○○×(直ちに 居室替えをする) |
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【3】社会福祉士 (専門科目) |
@老人福祉論 | (事例9)問題88〜問題90 介護保険(一人暮らし在宅) 要支援1で介護予防通所介護を週1回利用している,X市Y町で一入暮らしのA女(76歳)の事例。 問題88:D介護支援専門員の対応=○× 5×(何らかの対応をするよう求めた)×(それを止めさせる必要がある)○×(幾つかの方法を詳しく説明) 問題89:C男との面接の準備及び面接時のD介護支援専門員の対応=○× 1○○×(第一の課題)○ 問題90:ケースカンファレンス=○× 4×(依頼した)○×(主観的になるので,A女の代わりに)×(増加する一人暮らし高齢者の地域課題を話し合った) |
A障害者福祉論 | (事例10)問題98〜問題100 中途障害者(同居在宅) 19歳のとき,職場からの帰宅途中,バイクの自損事故で頭部を受傷し,救急医療センターに搬送された, Aさん(男性,23歳)の事例。 問題98:Aさんの職場復帰へ向けた,現時点での支援=○× 3×(早急に開始する)○○○ 問題99:Aさんは,高次脳機能障害に特有な様々な症状を示しているが,将来に備え,生活面・就労面について,施設が行うべきアプローチ=○× 2○○×(専ら薬物療法を優先して)×(厳しさを体験させる) 問題100:現時点では,将来の方向づけが難しいAさんに対し,これからの支援のあり方=○2つ 4×(家族へのアプローチが中心)○×(検討する必要はない)○ |
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B児童福祉論 | (事例11)問題108〜問題110 児童虐待(児童相談所) ある日,児童福祉司のAさんが出勤すると,玄関の前で不安気に立っていたB君(小学校5年生男子)の事例。 問題108:このときのAさんのB君への対応=〇1つ 3×(内緒にしておこうね)×(私に任せてね)○×(B君の思うようにはならないよ)×(最初にきちんと 伝えたほうがいいと思うよ) 問題109:このときに出た意見=〇1つ 2×(当然伝えるべき)○×(当然一時保護は伝えるべき)×(拒むことは法的にはできない)×(法律第9条の規定)・・・第9条の知識が必要である。 問題110:このときのAさんのCさんに対する対応=○2つ 4×(お子さんにはいろいろと問題があるようです)○○×(お父さんを信頼して) |
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C社会福祉援助技術 | (事例12)問題123〜問題125 面接(職場のパワー・ハラスメント) Nさんは,初めて職場の相談室を訪れた。ワーカーは,自己紹介を行い,Nさんへの面接を始めた事例。 問題123:この場面でのワーカーの応答=○× 3×○○×(面接技法の知識が必要である) 問題124:ここで行ったワーカーの面接技法=○1つ 1○××××(面接技法の知識が必要である) 問題125:この直後に行うワーカーの対応=○× 3○×(受診を勧める)×(いじめ)○ |
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(事例13)問題126〜問題128 骨折(退院支援) 交通事故で腰や足の骨を骨折し,A病院に入院し,リハビリテーションに取り組んでいるM子(16歳)の女子高校生の事例。 問題126:この場面におけるワーカーの対応=○× 4×(M子の許可を取って)○×(主治医の指示を受けてから)○ 問題127:この状況におけるワーカーの対応=○× 3×(中立的な立場,意識しないようにする)×(率直に表出する)○○ 問題128:この直後に行うワーカーの対応=○× 5×(主治医に報告します)×(誰とだったら話ができる)○×(主治医から聞いていなかったのですか) |
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(事例14)問題129〜問題131 知的障害者厚生施設(入所) 中度の知的障害者であり,知的障害者更生施設に入所して今年で8年目になるKさん(42歳,男性)の事例。 問題129:この後のワーカーの支援活動=○2つ 2○×(弟の意向を尊重)○×(就労可能であることが条件になる) 問題130:この時点での作業所やグループホームにおけるKさんへの支援=×1つ 2○×(一人で外出するように助言)○○○ 問題131:この状況において,Kさんの今後の生活を支えていく上で必要と思われる活動=×1つ 5○○○○×(近所の人にKさんの生い立ちなどを十分説明する) |
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(事例15)問題132〜問題134 介護保険(息子による高齢者虐待) 地域包括支援センターのA職員が,同じ地域のB介護支援専門員から,担当している利用者に,一度一緒に訪問してほしいという連絡を受けた,別居の息子とうまくいっていないようすのPさん(81歳,女性)の事例。 問題132:この時点で,A職員が採るべき対応=○× 1○○×(息子に連絡を取って)○ 問題133:この段階でのPさんへの対応=○× 2○×(重ねて詳しく尋ねる)○×(できるだけ会わないように促す) 問題134:今後,Sワーカーが採るべき息子への対応=○× 3×○○○or4×○○×(Dは,@深酒やアルコール依存症を疑わせる記述はなく,「酒を飲む毎日が続いていたようである」とされており緊急とは言えない。A現実には,確認はできるが「状況を把握」できる状況にない)→「脇の甘い問題」に掲載 |
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(事例16)問題135〜問題137 介護保険(末期がんの在宅ターミナルケア) 家族は,本人,妻(50歳),娘(28歳)の3人家族であり,3年前に直腸癌と診断され手術をしたQさん(55歳,男性)の事例。 問題135:この場面におけるQさんに対する援助=○× 1○○×(精神科の受診を勧める)×(直ちに家族に対する家族療法を始める) 問題136:この時点で開催されたケースカンファレンス=○2つ 2○×○×or3×○○×(Aは,家族の参加は当然で,本人の参加の検討が焦点となり,言葉足らずである。Bは,ワーカーが在宅以外の方向性を提示する対応を間違いとは言い切れない)→「脇の甘い問題」に掲載 問題137:今後の援助のあり方=○× 2○○×(精神科医を中心とする支援体制への移行)○ |
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(事例17)問題138〜問題140 地域福祉(高齢者支援) A市社会福祉協議会の福祉活動専門員は,地区の民生委員協議会の定例会に参加した際に,まだ,民生委員活動を始めて問もないX民生委員から,近所に住む一人暮らしのYさん(82歳,女性)についての相談を受けた事例。 問題138:この場面において,ワーカーが採るべき対応=○× 2○×(民生委員の負担を全面的に引き受け)○○ 問題139:この場面において,ワーカーが採るべき対応=○× 1○○×(聞いた情報を詳細に地区の福祉委員や自治会長に情報提供する)○ 問題140:今後,ワーカーが採るべき対応=○× 3×(いつでも閲覧できるようなデータベースシステム)○○○ |
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【3】精神保健福祉士 (専門科目) |
B精神科リハビリテーション学 | (事例18)問題28〜問題30 職場復帰(通院のうつ病) 専業主婦の妻(28歳)と子1人(1歳)有り。復職に向けてのリハビリを目的に,復職希望者を対象にした精神科デイ・ケアを利用することになったKさん(37歳,男性)の事例。 問題28:Kさんからの相談へのE精神保健福祉士の対応=○2つ 2○×(会社の産業医の判断を聞き指示に従う)○×(上司に連絡を入れ) 問題29:Kさんとの面接の結果,復職に向けてのE精神保健福祉士の対応=○× 4×(妻に上司と話し合うよう勧めた)○○○ 問題30:Kさんから職場での出来ごとを聞いたE精神保健福祉士の対応=○× 3×○○×(精神療法<自律訓練法,SST,行動療法>の知識が必要である) |
C精神保健福祉論 | (事例19)問題45〜問題47 退院・就労支援(統合失調症) 25歳のときに発病し,統合失調症と診断され,5回目となる今回の入院は,3年前精神的不安定から職場で同僚に暴力を振るったことによるものであるKさん(45歳,男性)の事例。 問題45:Kさんの入院=○2つ 3×(警察官通報により)○○×(主治医の判断で)・・・法24条,29条の知識が必要である 問題46:Kさんが利用した精神障害者退院促進支援事業=×1つ 1×(入院年数3年以上)○○○○・・・精神障害者退院促進支援事業の知識が必要である 問題47:Kさんの就労を進めていくためのサービス=○2つ 3×(障害者雇用促進協会に)○○×(障害者就業・生活支援センターで)・・・精神障害者就労支援・サービスの知識が必要である |
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(事例20)問題48〜問題50 精神科病院の入退院(認知症) 専業主婦で子どもがなく,趣味の書道以外の人付き合いをほとんどせずに暮らしてきたが,数年前から物忘れが目立つようになったが,夫(58歳)には老化現象と考えられていたMさん(60歳)の事例。 問題48:Mさんの入院形態と入院の要否を判断する医師及び同意をする人=○1つ 2×○×××・・・入院形態の知識が必要である 問題49:「うちに帰る」というMさんへの病院職員の対応=○× 5×(翌朝に退院できると)×(事務手続きができないので)×(訴えを退院要求と判断し)○ 問題50:Mさんの退院に向けて必要な援助=○2つ 5×(介護保険による在宅サービスが受けられない)×(グループホームの利用)○○ |
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D精神保健福祉援助技術 | (事例21)問題69〜問題71 地域精神保健福祉の推進・協働 政令指定都市L市のP区は人口23万人で,市役所などの行政機関や繁華街,インナーシティ地区も含む格差が大きい地域での事例。 問題69:S精神保健福祉士による地域精神保健福祉推進の取組=○2つ 5×(退院促進支援事業運営委員会を開催する)×(ホームレス支援と 組み合わせた)○○ 問題70:S精神保健福祉士によるNPO法人Q会の活動支援=○× 2○×(そのまま活動を継続)○○ 問題71:S精神保健福祉士によるNPO法人Q会への再びの活動支援=○× 4×(コミュニティ・ビジネスはすべきでないと助言)○○○ |
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(事例22)問題72〜問題74 成年後見制度(統合失調症) 25歳で統合失調症を発症し,入退院を繰り返してきたRさん(50歳,女性)の事例。 問題72:この時点でT精神保健福祉士がRさんの父親に行う支援=○× 4×(保護者の義務についての認識を促す)○○×(父親から) 問題73:H精神保健福祉士が,T精神保健福祉士に対して行う助言=○× 1○×(医療福祉相談室で財産を管理する)○○ 問題74:Rさんの保佐人となったQ精神保健福祉士が行う生活支援と権利擁護=○× 3×(立ち会わなければならない)○×(同意書を提出しなければならない)×(同意権を行使できる)・・・成年後見制度(保佐人)の知識が必要である。 |
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(事例23)問題75〜問題77 家族教室(NPO法人) 幾つかの診療所や訪問看護ステーションと連携を図り,重い精神障害者への家族療法を行い,一定の効果があることを経験してきたK特定非営利活動法人の事例。 問題75:H精神保健福祉士が,家族教室を開催する前に行う業務=○× 1○○○×(家庭訪問は避ける) 問題76:家族教室を円滑に進行するために,H精神保健福祉士とP精神保健福祉士が行った援助内容=○× 4×○×○or5××○○(BCは○×を断定する決め手に欠ける設問文である)→「脇の甘い問題」に掲載 問題77:H精神保健福祉士が家族教室を円滑に進行するため,開始時に行った援助内容=○× 1○×(過度の期待を抱かないよう求めた)○○ |
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(事例24)問題78〜問題80 施設退所支援(統合失調症) 統合失調症で福祉ホームB型「Uホーム」に入居して,一時精神的な不調をきたし,元の病院に数か月再入院した後,単身でのアパート生活に踏み切ったSさん(49歳,女性)の事例。 問題78:この時点でのPさんへのM精神保健福祉士の取るべき対応=○× 5×(諭すように)×(糖尿病の怖さ 伝えるように工夫)×(施設としての責任は持てない)○ 問題79:意見が二分したが,このようなときのケアカンファレンスの運営=○2つ 2○×(多数決で決める)○×(チームワークを優先) 問題80:主治医の対応を聞かされた後,M精神保健福祉士の対応=○× 3×(主治医の判断を批判する)○○×(ケアカンファレンスの真意 再考を促す) |
(2008年1月4日)