問 1 |
(2)保健医療サービス分野(基礎75問)
「脂質異常症」は,貧血を呈しやすい疾患である。 |
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問 2 |
「悪性腫瘍」は,貧血を呈しやすい疾患である。 |
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問 3 |
「関節リウマチ」は,貧血を呈しやすい疾患である。 |
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問 4 |
「糖尿病性腎症」は,貧血を呈しやすい疾患である。 |
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問 5 |
「ビタミンB1欠乏症」は,貧血を呈しやすい疾患である。 |
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問 6 |
疾患と症状の組み合わせに関して,「緑内障」と「眼圧低下」は適切である。 |
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問 7 |
疾患と症状の組み合わせに関して,「肺気腫」と「喘鳴」は適切である。 |
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問 8 |
疾患と症状の組み合わせに関して,「メニエール病」と「構音障害」は適切である。 |
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問 9 |
疾患と症状の組み合わせに関して,「慢性心不全」と「起坐呼吸」は適切である。 |
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問 10 |
疾患と症状の組み合わせに関して,「尿路感染症」と「頻尿」は適切である。 |
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問 11 |
BPSD(認知症の行動・心理症状)に関して,BPSDは,認知症が進行し,終末期に向かうほど顕著になる。 |
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問 12 |
BPSD(認知症の行動・心理症状)に関して,BPSD出現の背景には,便秘や睡眠障害がある場合もある。 |
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問 13 |
BPSD(認知症の行動・心理症状)に関して,BPSDへの対応には,認知症の人に対するもののほか,介護者(家族)への支援も含まれる。 |
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問 14 |
BPSD(認知症の行動・心理症状)に関して,BPSDへの対応は,薬物療法を優先して行うべきである。 |
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問 15 |
BPSD(認知症の行動・心理症状)に関して,家庭や福祉施設では対応が困難なBPSDの場合には,老人性認知症疾患療養病棟などへの入院も検討する。 |
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問 16 |
高齢者が服用することが多い薬剤と副作用の組み合わせに関して,「鉄剤」と「消化器症状」は適切である。 |
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問 17 |
高齢者が服用することが多い薬剤と副作用の組み合わせに関して,「降圧薬」と「起立性低血圧」は適切である。 |
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問 18 |
高齢者が服用することが多い薬剤と副作用の組み合わせに関して,「利尿薬」と「唾液分泌過剰」は適切である。 |
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問 19 |
高齢者が服用することが多い薬剤と副作用の組み合わせに関して,「抗不安薬」と「便秘」は適切である。 |
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問 20 |
高齢者が服用することが多い薬剤と副作用の組み合わせに関して,「非ステロイド性消炎鎮痛薬」と「低血糖」は適切である。 |
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問 21 |
感染症に関して,介護サービス利用者が肺結核で排菌していることが判明した場合,その感染リスクに応じて,介護者など接触者に対する健診が実施される。 |
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問 22 |
感染症に関して,高齢者の下痢では,緩下剤による可能性もあるので,服薬状況などを確認する。 |
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問 23 |
感染症に関して,ノロウイルス感染者の便の処理の際は,マスクや手袋の装着の必要はないが,処理後にアルコールで手指をよく拭いておく。 |
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問 24 |
感染症に関して,高齢者への肺炎球菌ワクチンは,接種後5年を経過しないと再接種できない。 |
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問 25 |
感染症に関して,肺がんの90%以上は,アルコール性肺炎から進展する。 |
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問 26 |
高齢者の医療に関して,認知症治療薬には,錠剤以外にも経皮吸収型製剤や内服ゼリー剤があり,経口内服が困難な高齢者でも使用が可能である。 |
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問 27 |
高齢者の医療に関して,がんの疼痛管理では,麻薬は習慣性があり,幻覚等の症状もきたすため,可能な限り痛みは我慢してもらう。 |
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問 28 |
高齢者の医療に関して,慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合には,インフルエンザワクチンは禁忌であり,接種できない。 |
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問 29 |
高齢者の医療に関して,非ステロイド性消炎鎮痛薬を内服している場合には,腎機能障害や上部消化管出血のおそれもあるので,乏尿やタール便などの出現の有無を確認する。 |
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問 30 |
高齢者の医療に関して,高齢者のめまいについては,起立性低血圧,不整脈などの全身性疾患や内服薬が原因となることもあるため,丁寧な問診が不可欠である。 |
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問 31 |
褥瘡に関して,エアーマット等除圧効果のある予防用具を用いた場合には,体位変換を行う必要はない。 |
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問 32 |
褥瘡に関して,在宅の要介護者で真皮を越える深さの褥瘡がある場合には,介護保険の訪問看護における特別管理加算の対象となる。 |
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問 33 |
褥瘡に関して,褥瘡がある場合には,入浴により末梢血流量が増加し,症状が悪化するため,入浴は避ける。 |
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問 34 |
褥瘡に関して,感覚障害を有する者は,褥瘡が生じやすい。 |
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問 35 |
褥瘡に関して,浮腫がある場合は,皮膚が引き伸ばされて薄くなるため傷つきやすくなり,褥瘡のリスクが高くなる。 |
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問 36 |
高齢者の栄養に関して,高齢者の低栄養では,血清アルブミン値なども参考にし,多業種が共同して栄養状態の改善を図る。 |
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問 37 |
高齢者の栄養に関して,栄養障害に伴う皮膚・粘膜の症状は,ビタミンK欠乏が原因である。 |
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問 38 |
高齢者の栄養に関して,食事バランスガイドは,食事接種基準に基づき,実際の食事の際に,何をどのくらい摂取すればよいかを示したものである。 |
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問 39 |
高齢者の栄養に関して,身体の成分組織は,水分,タンパク質,脂肪,ミネラルで組成され,高齢者では,若年者に比較して,脂肪の構成割合が低下する。 |
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問 40 |
高齢者の栄養に関して,高齢者の栄養状態は,摂取栄養量と栄養必要量とを比較して評価する。 |
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問 41 |
終末期のケアに関して,終末期医療では,医師等の医療従事者による適切な情報提供と説明が求められるが,この適切な情報には,療養場所やこれからの過ごし方の選択肢も含まれる。 |
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問 42 |
終末期のケアに関して,末期がん療養者は,退院時に起居動作ができたとしても,短期間でADLの低下など状態の悪化が予測されるため,介護ベッドの早期導入を計画する。 |
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問 43 |
終末期のケアに関して,終末期にある療養者の家族に対する予期悲嘆への援助では,積極的に励ます必要がある。 |
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問 44 |
終末期のケアに関して,末期がん療養者やその家族が在宅での看取りを決断した場合には,入院という選選択肢を情報提供する必要はない。 |
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問 45 |
終末期のケアに関して,終末期においてリハビリテーションを行うことは,療養者のADLの維持,改善により,可能な限り高いQOLを保つとともに,痛みや苦痛を和らげることにもつながる。 |
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問 46 |
胃ろう部にスキントラブルのない療養者は,胃ろう部をドレッシング材で被わずに,胃ろう周囲を石けんで洗うことも,浴槽に入ることもできる。 |
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問 47 |
嚥下障害の初期症状を認めたら,誤嚥性肺炎や低栄養を予防するため,直ちに経管栄養チューブや胃ろうに切り替え,必要栄養摂取量の確保を行う。 |
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問 48 |
胃ろうから栄養補給している療養者でも,摂食・嚥下機能をアセスメントして経口摂取が可能な場合には,経口移行計画を作成し,それに基づき経口摂取を進める。 |
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問 49 |
尿道留置カテーテルによる尿路感染を予防するため,日常的に膀胱洗浄を行う。 |
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問 50 |
尿道留置カテーテルの糞尿バッグについては,移乗時に膀胱より高い位置になって逆流が起こらないよう留意しなければならない。 |
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問 51 |
痰の吸引に関して,長期療養で気管切開や気管挿管を受けている者では,自力で気道内の分泌物を喀出できない場合も多いので,気道確保のために吸引が必要である。 |
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問 52 |
痰の吸引に関して,意識のある療養者では,吸引は激しい咳嗽反射を起こし,負担がかかるので,吸引は慎む。 |
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問 53 |
痰の吸引に関して,口腔・鼻腔吸引及び気管内吸引が必要な療養者では,カテーテルを介した感染の危険性があるので,口腔・鼻腔用と気管内用のカテーテルは別にする。 |
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問 54 |
痰の吸引に関して,療養者の退院に当たっては,その家族が日常的に吸収の操作を行うことができるように,トレーニングを受けることが望ましい。 |
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問 55 |
痰の吸引に関して,吸引に際しては,事前に体位ドレナージを行うと喀痰が移動してしまうので,有効な排痰ができなくなる。 |
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問 56 |
屋内での歩行が安定して自立している要介護高齢者については,屋外での歩行も同様に安定して自立するため,転倒のリスクを検討する必要はない。 |
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問 57 |
失語症とは,発語に関する筋に異常がなく,知能低下もないが,言語による表現や文字の理解ができなくなることであり,その原因は主に聴力障害である。 |
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問 58 |
片麻痺がある場合の車の乗降は,健側から乗り,降りる場合は逆の順序で行うとよい。 |
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問 59 |
重度の片麻痺の場合には,肩の亜脱臼を合併しやすいので,日常生活動作の介助において,麻痺側の上肢の位置などに配慮する必要がある。 |
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問 60 |
廃用による筋力低下の予防のためには,日常生活動作の励行やレクリエーション活動等の継続は効果がない。 |
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問 61 |
介護老人保健施設が提供するサービスに関して,特別療養費は,入居者に対して指導管理等のうち日常的に必要な医療行為として行った場合に算定できる。 |
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問 62 |
介護老人保健施設が提供するサービスに関して,経口維持加算は,医師等の指示に基づき,管理栄養士その他の職種が共同して計画を作成し,継続して経口摂取を進めるための特別な管理を行った場合に算定できる。 |
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問 63 |
介護老人保健施設が提供するサービスに関して,栄養マネジメント加算は,常勤の管理栄養士または経験のある栄養士を配置している場合に月単位で算定する。 |
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問 64 |
介護老人保健施設が提供するサービスに関して,ターミナルケア加算は,突然死の場合には,本人の了解が得られていなくても,その後のケアが必要なため算定できる。 |
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問 65 |
介護老人保健施設が提供するサービスに関して,認知症専門ケア加算は,認知症高齢者の日常生活自立度V以上の者に対して専門的な認知症ケアを行った場合に1日単位で算定できる。 |
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問 66 |
訪問看護に関して,訪問看護開始時における主治の医師の指示書のとおりにサービスを提供していれば,訪問看護報告書を主治医に定期的に提出する必要はない。 |
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問 67 |
訪問看護に関して,末期の悪性腫瘍は,医療保険による訪問看護の対象となる「厚生労働大臣が定める疾病等」に該当する。 |
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問 68 |
訪問看護に関して,要介護者に対して医療保険と介護保険の両方から給付が可能な場合には,医療保険を優先して適用する。 |
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問 69 |
訪問看護に関して,訪問介護事業所の利用者に対し,喀痰吸引等に係る特定行為業務を円滑に行うための支援を行った場合には,看護・介護職員連携強化加算を算定できる。 |
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問 70 |
訪問看護に関して,訪問看護ステーションは,緊急時24時間連絡体制を義務づけられている。 |
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問 71 |
医療と介護の連携に関して,訪問介護事業所のサービス提供責任者が,通所リハビリテーション事業の理学療法士等に同行し,利用者宅を訪問した場合には,連携に関する介護報酬を算定できる。 |
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問 72 |
医療と介護の連携に関して,併設医療機関ではない在宅療養支援診療所は,介護老人福祉施設への往診料を算定できる。 |
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問 73 |
医療と介護の連携に関して,在宅療養支援歯科診療所は,介護支援専門員の指示により,歯科訪問診療を実施する。 |
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問 74 |
医療と介護の連携に関して,介護老人保健施設が地域連携診療計画に係る医療機関から利用者を受け入れ,当該計画の診療報酬を算定している病院に対して文書により情報提供をした場合には,情報提供に係る加算を算定できる。 |
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問 75 |
医療と介護の連携に関して,介護保険と医療保険の利用者負担の合計額が世帯で一定額を超えた場合には,介護保険と医療保険から,高額医療合算介護(予防)サービス費と高額介護合算療養費がそれぞれ支給される。 |
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問 76 |
(2)保健医療サービス分野(総合25問)
心筋梗塞では,前胸部痛が主症状のことが多いが,左肩の痛みを訴えることもある。 |
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問 77 |
老年期のうつ病では,若年期のうつ病と比較し,頭痛や肩こりなどの身体症状を訴えることは少ない。 |
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問 78 |
高齢者がかかりやすい睡眠障害のうち,睡眠時無呼吸症候群,レストレスレッグス症候群などは,専門的な診断が必要である。 |
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問 79 |
薬剤性パーキンソン症候群は,抗精神病薬,一部の胃腸薬などの服用で起こり得る。 |
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問 80 |
パーキンソン病が進行し,自立歩行が困難となった場合には,運動療法は行わない。 |
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問 81 |
認知症に関して,若年性認知症では,作業能率の低下など実行機能の障害が引き起こす諸症状が先行することが少なくない。 |
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問 82 |
認知症に関して,若年性認知症者が入院による精神医療を継続的に必要とする場合には,自立支援医療の対象となり,健康保険の自己負担が軽減される。 |
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問 83 |
認知症に関して,若年性認知症である介護保険の第2号被保険者であっても,市町村が必要と認めた場合には,障害福祉サービスの利用が可能である。 |
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問 84 |
認知症に関して,養護者により虐待を受けたと思われる認知症高齢者を発見した者は,高齢者本人の意思確認ができないときは,そのまま経過を観察する。 |
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問 85 |
認知症に関して,認知症地域支援推進員は,市町村や地域包括支援センターに配置され,家族等からの認知症に関する総合相談に応じ,コーディネーターの役割を担う。 |
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問 86 |
在宅医療に関して,人工呼吸器を装着している場合には,外出はできないため,社会参加は考慮しなくてもよい。 |
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問 87 |
在宅医療に関して,在宅酸素療法を実施している場合には,酸素濃縮器にはバッテリーが内臓されているので,2日間程度なら停電になっても問題はない。 |
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問 88 |
在宅医療に関して,パルスオキシメーターの測定値は,貧血,末梢循環不全,あるいは濃いマニキュアを爪に塗っている場合には,正確な数値を示さないことがある。 |
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問 89 |
在宅医療に関して,在宅で持続点滴をしている場合であっても,訪問入浴介護を利用することができる。 |
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問 90 |
在宅医療に関して,胃ろうからの経管栄養を受けている者が下痢になった場合には,消化吸収を速やかに行う必要があるため,注入速度を速くする。 |
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問 91 |
口腔ケア及び誤嚥性肺炎に関して,総義歯の高齢者であっても,定期的な口腔ケアは必要である。 |
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問 92 |
口腔ケア及び誤嚥性肺炎に関して,食事摂取後すぐに臥位になった方が,胃腸の動きが活発になるので,誤嚥性肺炎の予防につながる。 |
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問 93 |
口腔ケア及び誤嚥性肺炎に関して,口腔ケアは,口腔内細菌を減少させるとともに咳嗽反射を促すので,誤嚥性肺炎の予防に有効である。 |
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問 94 |
口腔ケア及び誤嚥性肺炎に関して,脳卒中で麻痺のある高齢者では,麻痺側の頬の内側に食べ物が残っていることが多いので,残渣の有無を確認しながら食事の介助をする。 |
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問 95 |
口腔ケア及び誤嚥性肺炎に関して,糖尿病に罹患した高齢者では,出血傾向が増すので,歯肉出血のリスクがある口腔ケアは慎む。 |
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問 96 |
介護保険サービスに関して,療養通所介護は,難病,認知症,脳血管疾患後遺症やがん末期の要介護者などに対して,介護療養型医療施設が行うサービスである。 |
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問 97 |
介護保険サービスに関して,利用者が連続して30日を超えて短期入所療養介護を受けている場合には,30日を超えた日以降は短期入所療養介護費は算定できない。 |
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問 98 |
介護保険サービスに関して,医師,薬剤師が行う居宅療養管理指導は,介護支援専門員によるケアプランが作成されていなくても,算定できる。 |
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問 99 |
介護保険サービスに関して,特定短期入所療養介護は,インフルエンザやノロウイルスなどに罹患している利用者を個室で管理した場合に限り,算定できる。 |
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問 100 |
介護保険サービスに関して,緊急短期入所受入加算は,居宅サービス計画を担当する介護支援専門員がその必要性を認め緊急にサービスが行われた場合に,7日を限度として算定できる。 |
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