| 問 1 |
(心理学)
認知機能検査に関して,短期記憶と長期記憶,言語性記憶と非言語性記憶など記憶がもつ様々な側面を総合的に測定する検査としては日本版ウエクスラー記憶検査が知られている。 |
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| 問 2 |
認知機能検査に関して,日本版ウエクスラー記憶検査は16歳から80歳まで適用可能であり適用範囲は広い。 |
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| 問 3 |
認知機能検査に関して,ベントン視覚記銘検査は,脳損傷児と心理的情緒障害児の鑑別にも有用だとされる。 |
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| 問 4 |
認知機能検査に関して,長谷川式認知症スケールは認知症のスクリーニングテストとして最も広く用いられている。 |
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| 問 5 |
エリクソンの生涯発達論によれば,若い成年期の発達課題は、「親密さ対孤独」であり,成年期では「生殖性対停滞」,円熟期(老年期)では「自我の統合対絶望」である。成熟した大人になるためには,人は自我のすべての特質を十分に発達させなければならないとされる。 |
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| 問 6 |
エリクソンによれば,発達の各段階において求められる役割というべき発達課題がを達成できない場合,段階の危機に陥るとしている。 |
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| 問 7 |
フロイトの発達の中心的視点は,人間が外界との情報のやり取りのなかで,物事を捉え考えていくという発達の過程を捉えるところにある。 |
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| 問 8 |
精神分析の創始者であるピアジェは,精神分析の見地から,人間の発達について触れ,発達段階を@口愛期(口唇期),A肛門愛期,Bエディプス期(男根期),C潜伏期,D思春期(性器期)の5つに分けた。 |
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| 問 9 |
人間の知覚に関して,知覚の体制化とは,無秩序に存在する外界の刺激を、あるまとまりとして知覚する働きをいう。地(背景)と図(浮き出て見える部分)の分節は,この体制化現象の一つである。 |
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| 問 10 |
人間の知覚に関して,知覚の選択性とは,無秩序に存在する外界の刺激から,ある特定の刺激だけを選択的に知覚する現象をいう。選択する刺激は,個人の経験,欲求と関係なく共通性が見られる。 |
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| 問 11 |
人間の知覚に関して,知覚の恒常性とは,物理的刺激の変化にも関わらず,そのものの性質を同一に保とうとする知覚の働きである。たとえば,色々な形,色,大きさの犬を見ても全て犬であると知覚する現象である。 |
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| 問 12 |
人間の知覚に関して,錯視とは,実際の物理的状態と知覚とがずれている状態をいう。たとえば,同じ大きさの円であっても,周囲に大きな円を複数個配置する方が,小さな円を複数個配置するよりも小さく見える。 |
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| 問 13 |
心理学の基礎知識に関して,「自分はどのような人間なのか」「自分の社会的役割は何か」を確立することを,心理・社会的モラトリアムの達成という。 |
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| 問 14 |
心理学の基礎知識に関して,一般に,達成動機の低い人は,成功を自己の能力や努力に帰属させ,失敗を自己の努力不足に帰属させる傾向を持つ。 |
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| 問 15 |
心理学の基礎知識に関して,チンパンジーが天井からぶらさがったバナナを木箱を積み上げて取るような問題解決の仕方を,レスポンデント条件づけによる学習という。 |
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| 問 16 |
心理学の基礎知識に関して,「自分は何が分からないかが分かる」のような認知をメタ認知という。 |
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| 問 17 |
要介護高齢者の家族に対するカウンセリング的な面接に関して,家族が現在の状況を冷静に理解できていない場合には,家族の自己表現を促し,現在置かれている状況について理解を促進する。 |
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| 問 18 |
要介護高齢者の家族に対するカウンセリング的な面接に関して,家族の感情状態については,言語化された情報を重視し,非言語的な表現から読み取ることは極力控える。 |
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| 問 19 |
要介護高齢者の家族に対するカウンセリング的な面接に関して,家族の抱く不安感に対して同情を示し,援助者自身が家族と同一化するような関係を構築する。 |
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| 問 20 |
要介護高齢者の家族に対するカウンセリング的な面接に関して,家族が発言したことが不明瞭な場合には,より詳しい表現を促すなど明確化を図る。 |
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| 問 21 |
老年期の一般的な特徴に関して,30歳ぐらいから老年期まで,流動性知能はそれほど低下しないが,結晶性知能が大きく低下していく。 |
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| 問 22 |
老年期の一般的な特徴に関して,加齢によって視力と聴力といった感覚機能はほとんど低下しない。 |
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| 問 23 |
老年期の一般的な特徴に関して,老年期になっても数唱などの単純な短期記憶に関する課題の成績はあまり低下しない。 |
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| 問 24 |
老年期の一般的な特徴に関して,頑固,わがままといったパーソナリティは,老年期特有のものである。 |
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| 問 25 |
人間の記憶に関して,長期記憶は永続性が高いので,痴呆性高齢者で最近あった出来事をよく忘れる人であっても数十年前のことを覚えていることがある。 |
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| 問 26 |
人間の記憶に関して,数列に意味を見いだせない場合,新しい電話番号を繰り返し唱えなければ忘れてしまうのは,短期記憶の容量があまり大きくないことから説明できる。 |
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| 問 27 |
人間の記憶に関して,感覚記憶として大量の視覚,聴覚情報を受け入れるが,大部分の情報は数秒以内に消滅してしまう。 |
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| 問 28 |
人間の記憶に関して,作動(作業)記憶とは,計算式の途中で繰り上がった桁の数値をおぼえていることなどである。 |
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| 問 29 |
心理学の基礎知識に関して,動機とは,人間をある行動に駆り立てる欲求で,動機づけとは生起する行動を方向づけ、持続させるために欲求を操作することである。 |
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| 問 30 |
心理学の基礎知識に関して,学習とは,経験によって生ずる持続性のある行動の変容であり,試行錯誤,洞察,条件づけ,模倣などの理論がある。 |
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| 問 31 |
心理学の基礎知識に関して,知能とは,抽象思考能力,学習する能力などのことであり,生得的なものであって,年齢によっても左右されないので,発達診断などによく使われる。 |
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| 問 32 |
心理学の基礎知識に関して,記憶とは,新しいことを覚える「記銘」,それを一定の期間覚えておく「保持」,覚えた情報を思い出す「想起」という一連の過程をいい,長期記憶,短期記憶などがあるが,「忘却」も記憶の機能の重要な一つである。 |
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| 問 33 |
心理学の基礎知識に関して,感情とは,状況や事象に意味づけを行う心理面における機能的概念で,個人の主観や価値観に深く関係している。 |
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